醜悪センチメンタリズム
2004年2月24日 日常非リアリティーどうしても、あの人に手が届かないと思い知る。
あの人が何を云っているのか、時々解らないのだよ。
アタシの気持ちも、伝わらないね…
言葉って、思いの外、不便だ。
痛いよ……
左腕の傷跡に、
絵の具を這わせてみた。
薔薇の花弁の色をした、
英国製のその水彩絵の具は、
本物の薔薇から作るのらしい。
色も、匂いも、綺麗で。お気に入り。
アタシの腕は。今はもう、錆びた匂いはしない。
そのことに、密かに安堵する。
たびたび、自ら切ってしまうことは、密やかな癖。
理性では、止めたいと思って…いるよ。
深呼吸。
切ったふり。ふり。
悲しみを紛らわせる、ふり。
薔薇色の、血。
妄想した。
あの人の、軽蔑した眼。
また、泣きそうになる。
あの人が何を云っているのか、時々解らないのだよ。
アタシの気持ちも、伝わらないね…
言葉って、思いの外、不便だ。
痛いよ……
左腕の傷跡に、
絵の具を這わせてみた。
薔薇の花弁の色をした、
英国製のその水彩絵の具は、
本物の薔薇から作るのらしい。
色も、匂いも、綺麗で。お気に入り。
アタシの腕は。今はもう、錆びた匂いはしない。
そのことに、密かに安堵する。
たびたび、自ら切ってしまうことは、密やかな癖。
理性では、止めたいと思って…いるよ。
深呼吸。
切ったふり。ふり。
悲しみを紛らわせる、ふり。
薔薇色の、血。
妄想した。
あの人の、軽蔑した眼。
また、泣きそうになる。
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