まどろむ。
眠い…
頭がクラクラする。
身体がふわふわする。
そういう感覚に陥る、彼女の絵は。

タカノ綾さま。
イッセイ・ミヤケとコラボレートしたお洋服を、
新聞で見た。
彼女の描くオンナノコ、たまらなく好き…
強烈な存在感と、掴み所の無い浮遊感。
毒々しく着色された、癖になるような不思議な甘味の、綿菓子。

彼女の紡ぐお話は、
ストーリーを追うのでは無しに、不思議な空気感に漂う感じがする。

突風がそれを連れて来た。

カスタードクリーム色に染めた空気と、
頭に紫色の蝶々を乗せた、その生き物を。
嗚呼、
そう云えば、随分と長い間、君に会ってなかったね。
もう、真綿でアタシの首を絞めるのは、止めていただけませんか。
アタシも、
君を虫ピンで止める真似は、もうしないから。
降参。どう足掻いたって、君の方が美しいよ。
君のほうが、あの人の気を引くのが上手いってことも
知っていた。
前から知っていたんだよ。

不可ない。
少し、眠りすぎたのかもしれない。

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