暖かい陽射しが、あまりにあの人の雰囲気に似ていて、
いつか届くような、
あの人に、届くような気がした。

あの人の傍に、朽ち果てたいのよ。
あの人は、ガーベラの花に似ているわ。
あの人の根元に、横たわって融けるの。
ねぇ。あたたかい庭先で、甘いお茶を飲もう。
どうか
あたたかい庭に、仔猫と一緒に埋めて下さい。

眼を閉じたら、
距離が縮まった気がしたんだ。
所詮、気のせいなんだけど。

何故、
何故、絶望の渦中は、いつも綺麗な碧空なのでしょうか?
だけど、少なくとも、
アタシは間違って無かったんだって、今日確信したのだよ。
錯覚でもいいや…

絶望に溺れることは甘美だものね。
…春だからね。
錯覚でもいいや。

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