雪になって積もっても、いずれは消えてしまうから。
2005年3月4日冷たく湿った闇の中に
ぼんやりと浮かび上がる、
月をむしり取ったような、蛍光スタンドの
ちらつく光の下で
縮こまってひしめき合う、鈍い金属色の
虫達のような文字が並ぶ
昔読み忘れていた本を
声に出して読みながら、僕は
君が僕にくれた、やけに優しい言葉を
思い出しながら、今は
眠りに落ちたいのに
全て忘却の彼方で
きらきらひかっていたら、どんなに素敵かと
どんなに素敵かと
ぼんやりと浮かび上がる、
月をむしり取ったような、蛍光スタンドの
ちらつく光の下で
縮こまってひしめき合う、鈍い金属色の
虫達のような文字が並ぶ
昔読み忘れていた本を
声に出して読みながら、僕は
君が僕にくれた、やけに優しい言葉を
思い出しながら、今は
眠りに落ちたいのに
全て忘却の彼方で
きらきらひかっていたら、どんなに素敵かと
どんなに素敵かと
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